「せっかく丁寧にブログを書いたのに、誰にも読んでもらえない⋯」
「専門的すぎると言われたけど、どう直せばいいか分からない」
そんな悩みを持っていませんか?
ブログを書き始めたばかりの方がぶつかりやすいのが「読まれない」という壁。ただ、ちょっとした伝え方の工夫をすることで、読まれるブログに変わります。
この記事では、Webマーケティングの現場スタッフが、ブログが読まれない原因と、読まれるブログにするための簡単テクニックをお伝えします。
ブログの書き方でお悩みのWeb担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
読まれない原因は「伝え方」にあった
ブログが読まれない原因の多くは、伝え方にあります。書いている内容に問題がなくても、誰に・何を・どう伝えるかという「見せ方」や「言葉選び」で、読者に興味を持ってもらえるかどうか決まってきます。
少し立ち止まって、以下のことを考えてみてください。
・この文章は一般の人に伝わりますか?
・読みやすいですか?
・検索される内容になっていますか?
いつもと違う視点を持つだけで、ブログは「伝わる文章」へと変化していくでしょう。
実はやりがち!「読まれないブログ」の4つの特徴
ここでは、読者に読まれない残念なブログの特徴を4つお伝えします。食品メーカーを具体例にあげていますので、ぜひ参考にしてみてください。
特徴1. 専門用語を使ってしまう
専門用語をそのまま使うと、読者にとっては読みにくいものです。業界では当たり前の言葉でも、一般の人には馴染みがないケースがほとんどだからです。
たとえば「アレルゲン」「充填」「GMP」など、社内で日常的に使っている言葉を、会社外の友人に話しても伝わりにくいですよね。
ブログの場合も「分かる人には分かる」文章では、読みにくい内容になってしまいます。製造現場の取り組みやこだわりなどを伝えたいときは、難しい専門用語を使わないように意識しましょう。
特徴2.他の記事と同じことばかり書いている
ネット上にある記事と同じ情報をそのまま書いてしまうと、すでに知っていると思われ読者の印象に残りません。
たとえば、食品衛生への取り組みや食品の知識を書いても、読者には、目新しさを感じてもらえない可能性があります。
基礎知識にプラスして、自社だけの取り組みなどめずらしい内容を組み込みましょう。
特徴3.文字が多めで読みにくい
文字が多すぎる、長文ばかりの文章は、読むこと自体にストレスを与え、すぐに離脱されてしまいます。
最近はスマホでブログを読む人が多いので、文字がつまりすぎていると「読むのが大変そう」と視覚的に思われてしまいます。
ブログ記事を読む人の目的は読むことではなく「情報を受け取ること」です。初めて読んだ人でも、スムーズに理解できるブログを目指しましょう。
特徴4.検索に引っかからない構成になっている
検索に引っかからなければ、どんなにいい記事も読者に見つけてもらえません。
検索されやすくするためには、読者が検索しそうな言葉をタイトルや見出しに自然に取り入れることが大切です。
たとえば、食材を使ったレシピを記事に書くときに「○○食品の日常ブログ」というタイトルをつけていては、何について書かれているのかわかりませんよね。
▼『りんご レシピ』で検索した場合
この場合「食材の名前」「レシピ」など、記事の内容が伝わるキーワードをタイトルに入れましょう。
読まれるブログに変える!簡単テクニック3選
ここでは、普段書いているブログを一気に読まれるブログに変える簡単テクニックを3つご紹介します。
今日から取り組めるものばかりなので、ぜひお試しくださいね。
1.まずは「読者の顔」を思い浮かべる
「この記事を誰に届けたいか」をまずは明確にしましょう。料理の知識や・食材の安全性を伝えるなら、消費者の方が思い浮かびます。
その人たちは、何に不安を感じていて、どんな情報を知りたいでしょうか?
たとえば、二児のお子さんを持つママなら「食の安全性への関心を持っているかも?」と想像できますよね。
読者の視点を重ねることで、相手が喜ぶ情報を届けられるようになります。
ターゲットの決め方については、他の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:ブログ初心者必見!ターゲット設定であなたの記事がぐっと読まれやすくなる
2.言葉が難しくないか考える
伝わる記事にするためには、読み手にとってわかりやすい言葉を使うことが大切です。
社内で使っている専門用語や業界用語は、知らない人にとっては壁になりやすいものです。そのまま書くのではなく、噛み砕いた表現を使うか、補足説明を付け加えましょう。
【例】
製造ロット⋯商品の出荷単位
異物混入対策⋯工場内で異物が入っていないかチェックする
業界のことを知らない人向けに書く記事は、小学生でもわかるくらいの優しい表現にするのがポイントです。
3.見ただけで理解できる内容を意識する
全部読まなくても理解できる内容を心がけると、読みやすい記事になります。
【例】
・絵や図を入れる
・大切な部分を箇条書きする
・太字や装飾を使う
長文で説明するのではなく、写真と簡単な解説で伝える方が伝わりやすいでしょう。
読者の中には、スキマ時間を使ってスマホで情報収集をしている人も多いので、パッと見ただけでも内容がわかるブログを目指しましょう。
社内でもできる!ブログを読んでもらうための広報アイデア3選
せっかく時間をかけてブログを更新しても、最初のうちはなかなか人の目に止まらないかも知れません。
ここでは、社内でできる「ブログを届けるための広報アイデア」を3つご紹介します。
1.ブログを書いたらまずは社内で共有する
ブログを書いたら、社内の人に共有することを徹底しましょう。社内のチャットツールやメールで記事のURLを共有してみてください。
もし、自分の部署がブログに紹介されていたら嬉しいはずですし、興味を持ってもらいやすくなります。まずは身近からブログの存在を広めていきましょう。
2.メールやSNSで発信する
ブログを見つけてもらうには、発信の場を増やすことが大切です。
たとえば、営業担当者に取引先に送るメールの署名欄に「最新ブログはこちら」とリンクを貼ってもらうだけでも、見てもらうきっかけを作れます。
また、会社の公式InstagramやFacebookなどがあれば「〇〇について、ブログで紹介しています」などの一言で更新を案内するのもおすすめです。
現場での取り組みやこだわりを外部に伝えることは、会社のブランディングにもつながります。届けたい相手に届くよう、発信の導線を作っておきましょう。
3.チラシやPDFで配布する
オンラインだけに頼らず、チラシやPDFにもブログのQRコードなどを印刷し、お客様に直接お渡しするのもおすすめです。展示会・見学会・採用説明会など、お客様と接するタイミングがチャンス。
たとえば、「もっと詳しく知りたい方はブログを見てください!」などとチラシに印刷して配ってみてください。
工場の衛生管理や開発の想いなどを紹介すれば「しっかり取り組んでいるんだな」と安心感を与えることもできます。
伝わるブログは、小さな配慮から始まる
読まれるブログには、特別なスキルや派手な表現は必要ありません。
「誰に、どんな言葉で、どう届けるか」という基本を少し意識するだけで、伝わりやすい文章に変わります。文章中で小さな配慮を積み重ねることが、結果として読まれるブログを育てていくことになります。
まずは、少し立ち止まって今ある記事を見直してみるところから始めてみませんか?あなたのブログが、誰かにとって役立つ情報になるはずです。
わからないことは、サポート担当者に聞いてください!今後も、Web担当者の皆様に役立つ情報を発信していきますので、ぜひご覧ください。