「ブログの内容どうする?」の悩みから卒業!テーマの決め方とネタ探しのコツ

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「何を書けばいいか分からない」
「専門的な話をどう伝えたらいいか分からない」

そんな悩みを抱えていませんか?実は、基本ステップをおさえてからブログを書けば、だんだんとコツがつかめ、魅力的な記事が作れるようになります。

この記事では、Webマーケティングの現場スタッフが初心者でも読者に届くブログを書く方法とネタ探しのコツをわかりやすく解説します。

ブログの書き方でお悩みのWeb担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

読者に届くブログを書くための準備ステップ

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ブログの内容を考える前に大切なのは「誰に、何を、どう届けるか」を明確にすることです。ブログの枠組みをしっかり決めておかないと「せっかく書いたのに読まれない…」という状況につながります。

ここでは、ブログを書くうえで欠かせない3つの準備ステップを確認しておきましょう。

1. 誰のための記事なのか

記事の読み手が明確にイメージできないと、内容もぼんやりしてしまいがちです。
「このブログは誰に読んでほしいのか?」をあらかじめ考えておきましょう。

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あなたの会社が食品を扱っているのであれば、読み手は食品を購入する人です。その中でも「共働きで忙しいママ」と「美容に興味がある一人暮らしの女性」では、興味のあるキーワードや話しの内容も変わります。

共働きで忙しいママと、ターゲットを絞ることで伝えるべき話題が自然と見えてきますよ。

関連記事:ブログ初心者必見!ターゲット設定であなたの記事がぐっと読まれやすくなる

2. どんな問題を解決するのか

読者がネットで情報を集める目的は「自分の悩みを解決したいから」です。ブログを書くときは読み手の困りごとを想像し、記事の中で解決する必要があります。

子ども向け商品を扱う食品メーカーのブログを読む「共働きで忙しいママ」の悩みは、以下のようなものが考えられます。

  • 忙しい朝でも栄養バランスの良いごはんを用意したい
  • 子どもが好き嫌いせずに食べてくれるメニューを知りたい
  • 罪悪感なく頼れる「時短食品」があればうれしい

イメージできる悩みに対して「どんな工夫をして栄養価を保っているのか」「どんなシーンで使いやすいのか」「子どもが喜ぶアレンジ方法」などを紹介することで、読者にとって役立つ情報になります。

3. 読者にどんな価値を提供するのか

ブログは「情報を届ける」だけでは、読者の心に残りにくいもの。「読んでよかった」「役に立った」と思ってもらえるプラスの価値を意識するのがポイントです。

子ども向け食品を扱う食品メーカーのブログ記事の場合は、ブログを読んだ後に読者が以下のような気持ちになることを想像しましょう。

「忙しい朝でも、こんなふうに時短できるんだ」
「栄養バランスの工夫がしっかりされていて安心」
「この会社なら信頼できそう。使ってみようかな」

また、ブログの中で原材料や製造工程へのこだわり、安全性への取り組みなどの誠実さや真摯な姿勢が伝わると、安心感につながり好印象を与えられます。

好感を持ってもらえると、購入や問い合わせなどの行動にもつながりやすくなりますよ。

初心者でも簡単!ブログのテーマ決めと手順

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「何を書けばいいのかわからない…」という悩みは、ブログ初心者がつまずく最初の壁。しかし、コツをつかめば誰でもスムーズにテーマを決めて書き進められるようになります。

ここでは、実際に食品メーカーが「子ども向け商品」をテーマにブログを書くときの手順を紹介します。どの業種でも応用できる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。

ステップ1.読者の悩みからテーマを決める

まず「読者はどんなことで困っているのか?」を考えることから始めましょう。

子ども向け食品を扱っている企業の場合、読者は小学生以下の子どもがいる母親が想定されます。

その人の悩みで考えられるのは、以下のような内容です。

  • 忙しい朝にちゃんとご飯を作る余裕がない
  • 子どもが野菜を食べてくれない
  • お惣菜ばかりに頼ってしまって罪悪感がある

 

【悩みを解決するために考えられるテーマ】

  • 時短かつ栄養がとれる子ども向けの朝ごはん特集
  • マンネリを防ぐおかずのアレンジアイデア
  • 冷凍食品の上手な使い方

読者の悩みから「どうやって解決できるか」をイメージしてテーマを決めてみてくださいね。

ステップ2.記事のゴールを決める

次のステップでは、「読んだ人にどうなってほしいか」という記事のゴールを考えましょう。読者が記事を読み終わった後に得られる感情をイメージしてみてくださいね。

例えば、以下のようなゴールが想定できます。

  • 忙しい自分にもできそう!と思った
  • 簡単に栄養が取れる方法が分かった
  • この商品なら安心して使えると感じた
  • 明日の朝ごはんに試してみようと思った

ゴールを明確にすることで、話の深さや削った方がいい内容も判断しやすくなりますよ。

ステップ3.読者が検索しそうな言葉を考える

ほとんどの場合、ブログは検索されて初めて読まれるものです。数ある記事の中から、自社のブログ記事を読んでもらうためには、読者が実際に検索しそうなキーワードを、記事タイトルや本文に自然に盛り込む必要があります。

今回は、以下のようなキーワードが想定されます。

  • 子ども 朝ごはん
  • 冷凍食品 栄養バランス
  • 冷凍おかず 

キーワードを、タイトルや見出し、小見出しに入れると、検索に引っかかりやすくなります。また、キーワードから「検索した人がどんな悩みを持っているか?」を逆算するのも、読まれるブログを作るのに大切なポイントです。

ステップ4.記事タイトルと構成(目次)を考える

次のステップでは、「読者の目を引くタイトル」と「読みやすい構成(目次)」をつけていきましょう。

タイトルをつけるときは、以下のポイントを意識しましょう。

  1. 重要な内容をできるだけ左側に入れる
  2. タイトルの文字数は30文字程度にする
  3. 検索キーワードを自然に入れる
  4. 読むメリットを伝える
  5. 具体的な数字を使う

 

【タイトル例】

  • 忙しいママに嬉しい栄養たっぷりの時短レシピ3選
  • 罪悪感なし!手軽に栄養がとれる食品まとめ
  • 10分で完成!子どもが喜ぶ冷凍食品アレンジ術

 

タイトルでは、悩みに寄り添いながら得られる価値を伝えると効果的です。

次の構成(目次)は、読者が知りたい内容を意識して考えましょう。

 

「忙しいママに嬉しい栄養たっぷりの時短レシピ3選」の構成(目次)を考える場合は、以下のような内容がイメージできます。

  • 忙しい日々への共感やねぎらい
  • 時短レシピの詳細
  • 時短の工夫やアイテム紹介
  • 子どもが食べた感想やママの声

 

これらの内容に沿って構成を考えると、以下のようになります。

【構成(目次)の例】

  • 導入
  • 忙しいママのリアルな声
  • バタバタな日でもすぐ完成!栄養たっぷりの時短レシピ3選
  1. 野菜たっぷりミートソース丼
  2. 具だくさん味噌汁+おにぎり
  3. サラダチキンのサンドイッチ
  • 冷蔵庫に常備したいおすすめ時短食品
  • 時短と効率を叶える神アイテム
  • まとめ

 

文章を書き始める前に、ざっくりと構成(目次)を作っておくと、書くときに迷いにくくなりますよ。

ステップ5.構成に沿って本文を書く

構成(目次)ができたら、いよいよ本文を書いていきましょう。本文を書くときに大切なのは専門的になりすぎず、読み手に伝わる言葉を使うことです。

初心者の方におすすめなのが、PREP法という文章の型を使った書き方。

P(Point):結論

R(Reason):理由

E(Example):具体例

P(Point):結論

 

【PREP法を使った文章】

P(結論):野菜たっぷりミートソース丼は10分で完成します。
R(理由):冷凍のミートソースを温めてごはんにかけるだけで完成するからです。
E(具体例):「野菜たっぷりミートソース」は、玉ねぎ・人参・ピーマンをじっくり煮込んだ商品。子どもが食べやすい味付けになっているので、火を使わなくても1品完成します。
P(結論):「今日はごはんどうしよう…」という気分の日に、野菜たっぷりミートソース丼はママの強い味方になります。

結論→理由→具体例→結論の順で書くと、頭にスッと入りやすくなります。

本文中では、企業のこだわりもサラッと伝えるのがおすすめです。「この商品は安心できそう」と思ってもらえ、商品を知るきっかけにもなりますよ。

時短術!簡単にブログのネタを探す3つのコツ

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「時間がないのに、ネタを考えるのが大変…」

そんな悩みを抱える方に向けて、ここではすぐに使えるネタ探しのコツを3つご紹介します。限られた時間の中で、ブログを書くためにもぜひ参考になさってくださいね。

1. お客様からよくある質問

「実際のお客様からの質問」は、ブログのテーマとして重宝します。店頭や問い合わせ窓口、営業先などで「よく聞かれること」は、まだ商品を知らないママ達も知りたいことです。

例えば、お客様からこんな質問をされたことはありませんか?
「何歳くらいから食べられますか?」
「冷凍のまま使えますか?」
「栄養ってちゃんととれるんですか?」

こうした質問に答えるブログ記事は、信頼感を高めるきっかけになります。自社ならではの回答や商品のおすすめの使い方も添えれば、ライバルに負けないオリジナリティが出せますよ。

2. 社内のプロへのインタビュー

時間がないときにおすすめなのが、社内の専門スタッフや現場担当に話を聞くという方法です。

「どうしてこの味付けにしたのか?」
「好き嫌いの多い野菜をおいしく食べてもらうための工夫」
「ママが罪悪感なく使えるように添加物を減らした背景」

など、お客様には見えない会社の舞台裏の話がそのまま記事になります。文章中にストーリーが入っていると共感性が出やすく、記憶に残りやすいというメリットもありますよ。

録音やメモを元にまとめるだけでもあたたかみのある記事が完成するので、ぜひ試してみてください。

3. 業界の常識でも世間では知られていないこと

製造業などの専門的な業界では、社内では当たり前でも、世間的には知られていない情報が山ほどあります。

例えば、以下のようなテーマはいかがでしょうか?

  • 冷凍してもおいしさが変わらない理由
  • 野菜の苦みをおさえるための工夫

難しい専門用語は使わず、中学生でもわかるくらい優しい言葉を使うのがポイントです。社内のノウハウや工夫をブログでわかりやすく伝えることは、商品の魅力や企業の信頼感を高めるチャンスになります。

ブログを継続するコツ

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「忙しい業務の中で、ブログを続けるのが大変!」

そんなお悩みを持つ方に向けて、無理なくブログを続けるためのコツは以下の3つです。

  • ネタ帳を用意しておく
  • 1記事に詰め込みすぎない
  • 最初から完璧を目指さない

普段からふとネタを思いついたときにスマホでメモしておきましょう。そのネタ帳を元に、1記事1テーマと決めて書き進めてみてください。ブログの内容は、最初から完璧を目指す必要はありません。

「完璧じゃないけど、これなら出せそう」と思ったら、それはもう投稿していいサイン。怖がらずに投稿してみるのが、継続するコツです。

こつこつ続けることが、読まれるブログへの第一歩

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ブログに必要なのは、特別なスキルやセンスではなく、読者に向けた発信をこつこつ続けることです。

今回ご紹介した基本ステップを丁寧に積み重ねていけば、読まれるブログに近づいていきます。

最初は「何を書けばいいのかわからない」「思ったより反応が出ない」と感じることもあるかもしれません。しかし、大切なのは、とにかく更新を辞めないことです。記事が増えていくほどに、あなたの会社ならではの価値も少しずつ伝わっていくはずですよ。

わからないことは、サポート担当者に聞いてください!

今後も、Web担当者の皆様に役立つ情報を発信していきますので、ぜひご覧ください。